2025年10月活動報告

こえラボ編集部/2025年11月15日

 こえラボ編集長の藤平です。

 先日、富士五湖のひとつ、河口湖にふらっと行ってきました。紅葉はきれいだったものの、富士山は残念ながら雲で覆われており、「紅葉+富士山」というセットをこの目におさめることができませんでした。またリベンジしたいと思います。

 さて、10月の活動報告です。

 10月はイベントレポートを公開しました。

『小名浜ピープルズ』刊行記念トークイベントレポート
『小名浜ピープルズ』は福岡県いわき市小名浜出身・在住の小松理虔(こまつ・りけん)さんが地元の人たちとの対話を通して、東日本大震災と福島第一原発の事故後10年を人々がどう暮らしてきたのかを綴ったエッセイです。本書の刊行を記念し、横浜市にある本屋・生活綴方で7月17日に開催されたトークイベントを、こえラボ編集部の葉山がレポートします。……

 自分の“こえ”と向き合う上でヒントになる言葉が詰まっていますので、お時間あるときにお読みいただけたら幸いです。

 ちなみに、『小名浜ピープルズ』の出版元である里山社さんからも、「小松さんと本書の魅力が伝わるようなレポートをありがとうございます」とお褒めの言葉をいただきました。
 こちらこそありがとうございます。

 また、本レポートつながりで、安達茉莉子さんの『らせんの日々』の紹介もしています。

書籍紹介『らせんの日々』
 SNSには目立ちやすい“声”ばかりが並び、気づけば「なにかを成し遂げなければならない」と自分を追い立ててしまう。そんな社会の中で、特別な能力がなくても役割を果たさなくても、「ただ生きること」を肯定してくれるような一冊をご紹介します。……

 私たちは、「他者に伝わらなければ意味がない」と感じているところが多かれ少なかれあると思います。だから他者にうまく伝えられる人を見ると、羨ましいと思ってしまうし、時に嫉妬してしまう。

 SNS、とりわけXは、他者にうまく伝えられる人のポストばかり目に付くので、そういった感情が引き起こされやすい場所です。Xを見ていてとても疲弊するのは、羨望や嫉妬を抱く自分を、「そんなふうに思っちゃ駄目だ」となだめ続けているからではないでしょうか。

『らせんの日々』は、そんな心の疲れにきっと効きます。雑記もあわせて読んでいただき、ぜひ書籍を手にしてみてください。

 ちなみに作品の公開準備についても粛々と動いておりまして、まもなくお披露目となりそうなものがいくつかあります。こちらも楽しみにしていただけたらと。

 ではでは。
 11月も何卒よろしくお願いいたします。


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